長野

重文の旧開智学校校舎「震度6強で倒壊の危険性」

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耐震診断で、大地震で倒壊の危険があるとの結果が出た旧開智学校校舎=松本市で2018年4月17日、小川直樹撮影
耐震診断で、大地震で倒壊の危険があるとの結果が出た旧開智学校校舎=松本市で2018年4月17日、小川直樹撮影

 長野県松本市は19日、観光名所の一つで、重要文化財の旧開智学校校舎(松本市開智2)の耐震診断が完了し、「おおむね震度6強から7の大地震で倒壊の危険性がある」との結果が出たと明らかにした。緊急に修理を要する極端な危険箇所はなく、一般向け公開は当面、継続するという。

 耐震診断は2016年10月から今年3月まで実施した。

 文化庁が定める重要文化財(建造物)耐震診断指針では、安全確保水準を「大地震動時に倒壊しない」と定めている。これを満たすため市は今後、文化庁の指導を受け、校舎の耐震対策工事を計画する。それまでの間、校舎の周りで瓦やしっくいが地震で落ちてくるおそれがある箇所に近づかないよう、来場者に周知する。

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