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もとをたどれば

ドトール 修業したブラジルの街路名刻む

=ドトールコーヒー提供

 ドトールコーヒーが運営する喫茶店「ドトールコーヒーショップ」は、全国47都道府県で1124店舗(3月末現在)を展開する。

     創業者の鳥羽(とりば)博道氏(現名誉会長)は埼玉県出身。高校を中退し、19歳で喫茶店の店長を務めていたが、一念発起して知人の所有するブラジルのコーヒー農園で働くことにした。1959年に船でブラジルに渡った。鳥羽氏がブラジル・サンパウロでの修業時代に住んでいた場所が「ドトール・ピント・フェライス通り85番地」だった。

     「ドトール」とは、ブラジルの公用語・ポルトガル語で「博士、医者(ドクター)」の意味。通りの名前は、ブラジルの法学の基礎を築いたピント博士の功績をたたえて付けられたという。鳥羽氏は帰国後の62年、コーヒー豆の焙煎(ばいせん)・卸売会社を設立し、ブラジルでの修業時代を忘れないよう社名を「ドトールコーヒー」とした。

     71年、業界団体の視察旅行で欧州を訪れた。出勤途中の人々がコーヒーを立って飲んでいる姿を見て「日本にも立ち飲みコーヒーの時代がくる」と確信。コーヒーが大衆化し、80年4月に「ドトールコーヒーショップ」1号店を東京・原宿にオープンさせた。

     セルフサービスは日本初だった。コーヒー1杯の価格を一般的な喫茶店の半額以下に設定し、人気を博した。今も気軽に立ち寄ることができる喫茶店として親しまれている。【井出晋平】

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