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号外愛媛文書 首相が否定「指摘の日会ったことない」
街角から

もう我慢しないぞ ニューヨーク支局・國枝すみれ

 「州政府に抗議してきたの」。米南部オクラホマ州の元音楽教師キャロリンさん(65)が動画を送ってきた。教育予算の増額を求めてストライキに入った教師らが州議事堂を取り囲み、1980年代の流行曲「We’re Not Gonna Take It(もう我慢しないぞ)」を歌っている。生徒や親も加わり、数万人規模にまで膨らんでいた。

     公立校の教育予算の不足は全米共通だが、オクラホマは特にひどい。1年前から一部の公立校は週4日制に移行。休校日を1日増やせば、スクールバスの運営費や校舎の電気代が浮くからだ。実施校は「毎日の授業時間を増やし、総授業時間は減らさない工夫をしている」と言うが、明らかに異常事態だ。現役教師は、生活費をまかなうために「売血している」「二つのスーパーでレジ打ちしている」と口々に訴えた。

     米国やメキシコでの特派員生活で、「どんなに貧しい国や親の元にも天才は生まれる」と感じ入る人々にめぐりあえた。貧しい子どもにもチャンスを与える公教育が劣化した国は、人々の才能をすくい取れず衰退する、と思う。

     キャロリンさんらの怒りのストは約5億ドル(535億円)の予算増を勝ち取った。原資は大企業への課税だ。「これが民主主義よ」。報告してくれたキャロリンさんの声は弾んでいた。

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