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消えない傷

性的虐待に遭って 反響特集/上 過去と向き合い「救う側に」

「同じ境遇の人の本を読むことで救われた」と話す女性。「自分の力で強くなる」と言い聞かせる=東京都内で

 「魂の殺人」とも言われる性的虐待。被害に遭った子供たちの道のりと支援の課題を伝える連載「消えない傷 性的虐待に遭って」(2月21日から計5回)には、かつて被害を受け傷ついたまま大人になった人たちから多くの反響が寄せられた。苦しみを抱えながらも、前を見て生きる姿もあった。

母の再婚相手から被害を受けた30代女性=群馬県

 「お父さんやめて」。9歳の頃、歯科医院の待合室にあった週刊誌の記事に目がくぎ付けになった。初めて、母の再婚相手からされる「嫌なこと」が性的虐待だと分かり、うろたえた。性的虐待から逃れたかったが、誰にも相談しないことが家族を守ることだと思い、耐えた。「母の悲しそうな顔を見たくなくて、毎晩早く終わることだけを考えました」。拒否すれば、母への暴力がエスカレートするかもしれないからだ。

 父が母を激しく殴り、父が振り回した包丁が母の頭に当たり、血しぶきが飛ぶ場面を見たこともある。近所か…

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