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村井幸子の変じゃありません?

報道が救った米国の良心 /石川

 「情勢は満足のいく進歩を遂げている」

 1966年、戦地ベトナムの視察を終え帰国したマクナマラ国防長官が飛行機のタラップに立ち、笑みを浮かべて記者団に答えたシーンは衝撃的だ。

 実はマクナマラは機内で軍事分析官から米軍の絶望的な戦況を聞かされていたのに、である。政府の嘘(うそ)に絶望した分析官は悩みぬいた末、戦況の最高機密文書をメディアにリークする。まずニューヨーク・タイムズが71年6月13日に独占スクープ。5日後にはワシントン・ポストが、その翌日には複数の地方紙が政府の隠蔽(いんぺい)体質を批判した。

 映画「ペンタゴン・ペーパーズ」(スティーブン・スピルバーグ監督)は、こうして巻き起こった政府とメデ…

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