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森健の現代をみる

書き手の苦労と喜び 今回のゲスト 梯久美子さん(その2止)

取材対象の人生抱える 書くことへの揺れも

 梯 書くことには、ある種の暴力性がつきまとっています。私は、硫黄島の本でデビューしたので、人がたくさん亡くなった悲惨な話で本を書いて「作家」と呼ばれるようになったことに一種の後ろめたさがあります。それは一生背負っていこうと。

 森 取材対象者の人生や書いたことへの責任を抱えるような部分がありますね。

 梯 私は不器用なので、書いてみないと分からないんです。丁寧に書くことで、ようやく対象が理解できる。…

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