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がんドクトルの人間学

抗がん剤副作用への対処=山口建(県立静岡がんセンター総長)

 静岡がんセンターでは、がん患者の悩みや負担の全貌を明らかにするため、2003年に大規模な全国アンケート調査を実施しました。その結果、悩みや負担は、「診療上の悩み」「身体の苦痛」「心の苦悩」「暮らしの負担」の四つに分類されることがわかりました。このうち、「身体の苦痛」には、がんによる症状や治療に伴う副作用・合併症・後遺症が含まれています。その後、13年に同様の調査を行ったところ、「身体の苦痛」に含まれる2000件余りの悩みや負担の中で、抗がん剤の副作用に関する訴えの占める割合は、03年に19・2%であったものが13年には44・3%にまで顕著に増加していました。

 これには、いくつかの理由が考えられます。第一に、抗がん剤治療を受ける患者の絶対数が増えました。この…

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