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100年カンパニーの知恵

日建設計(東京都)/下 世の中をデザインする

 <since 1900>

    多彩な経験で豊かな体験を社会に提供

     数多くのユニークな建造物を手がけてきた日建設計。時代が大きく変化する中で、目指すものは何なのだろうか。

     日本社会は、すでに超高齢社会になり、人口減少がさらに続く。「消滅可能性都市」が話題になるような状況で、これまでのような高層ビルなどの大型建造物が必要とされるのかはわからない。

     日建設計が、これからのキーワードと考えているのが「パブリックスペース」だ。日本語にすれば「公共空間」。どんな意味があるのだろうか。

     日建設計は「あらゆる場所が『パブリックスペース』になり得る」と考えている。単純にビルとビルの間をつなぐ通路や緑地、公園を造るのでなく、「ユーザーと社会と経済のためのもの」として建造物と有機的に結びついた「集まれる」「試せる」「関われる」「メディアになる」の要素を持つ「空間」を創り出すことを目指している。その奥にあるのは、個別の建造物の設計を超えた、街、地域全体をデザインするという考え方だ。

     この取り組みは始まっている。国内では、東京の渋谷駅周辺再開発や京王線調布駅前の「てつみち」。海外ではスペイン・バルセロナの「カンプノウ」スタジアム改修や、シンガポールの旧マレー鉄道跡地の再生などが挙げられる。

     「パブリックスペース」に重点を置いた都市の再開発について、常務執行役員(プロジェクト開発部門)の大松敦さんは「『パブリックスペース』での、思わぬ出会いやまなざしは、都市の発展や成長のために必要な多様なイノベーションを加速させる触媒です」と説明する。

     建造物のデザインから、地域のデザイン。さらに社会そのもののデザインへ。日建設計の挑戦はこれからも続く。【河出卓郎】

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