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記者ノート

お断りの手紙を書く

 どのように断るか。どのように断られたら納得するか。

     名古屋市の菊華(きくか)高校で国語を教える稲生直子さん(54)は10年前から「ラブレターに対するお断りの手紙を書く」をテーマに授業をしている。プロポーズのラブレターが届いたと仮定し、生徒にお断りの手紙を書いてもらいクラスで共有。どの内容なら諦められるか、諦められないかを議論する。

     問題意識の出発点はかつて勤務した高校の女子生徒の恋愛観だった。交際相手に嫌われることを避け、嫌だと思うことでも相手に言えなかったり、スカートや胸元が開いた服を着ないよう交際相手から束縛されることを容認したりしていた。高校生の間にも広がるデートDVの現状に男女平等教育の必要性を痛感したという。そして性別に関わらず「自分らしさ」を育むため「断りつつも関係をつくること」を考える授業を考案した。

     「はいけい ごめんなさい 敬具」

     ある授業では、この返事が生徒の意見を二分した。「すごくイヤ感伝わる」「理由が分からないから諦められない」。議論し葛藤がうまれる中で、他者を理解し、自分を見つめ直していくという。稲生さんは言う。「その積み重ねが自分らしさを作り、真の対等な人間関係をうむと思う」【金秀蓮】

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