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水俣病

公式確認から62年 現状考えるシンポ 認定制度巡り意見交換 熊本・水俣市 /熊本

 水俣病の患者団体などでつくる「水俣病被害者・支援者連絡会」は30日、公式確認から62年となる水俣病の現状を考えるシンポジウムを、熊本県水俣市の市公民館ホールで開いた。市民ら約100人が参加し、いまだに患者認定を巡って訴訟が続くなど混迷したままの認定制度について意見交換した。

     水俣病認定条件は1977年、主要症状の感覚障害の他に運動失調など複数の症状を要件とする制度になり、不認定となる人が激増。患者団体側は「被害者切り捨て」と批判した。2013年の最高裁判決は感覚障害だけでも幅広く患者認定したが、国は認定条件を維持。そのため、申請を退けられた人たちが司法での救済を求めた訴訟が今も続く。

     シンポでは、水俣市内で患者らを診療している医師2人が登壇した。関連訴訟で国側は症状の発症部位の変化や糖尿病を理由に「水俣病ではない」としているが、山田クリニックの池田晃章理事長は「発症部位や程度は変化しやすく、詐病とするのはおかしい。糖尿病を併発するケースも多い」と指摘した。

     また、神経内科リハビリテーション協立クリニックの高岡滋院長は認定制度の複数症状要件について「超重症者のみを認定できるように作られた制度で、医学的根拠がない」と述べた。【笠井光俊】

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