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 原発には専門用語と事業者の対応という二つの分かりにくさがあると感じる。前者は記者が簡潔で的確な報道を心掛けるとして、後者は事業者側に改善を求めたい。蒸し返すようだが、3月末の玄海3号機(佐賀県玄海町)の配管蒸気漏れを巡る九州電力の対応は、分かりにくさを顕著に感じた。

     トラブル3日後の4月2日。九電は「午前10時現在」として雨水による配管腐食が推定原因だと原子力規制庁に報告した。しかし、3号機の状況をホームページ上で伝える「午前10時現在」の日報では原因に一切言及しなかった。その後、規制庁が夕方に報告資料を公表。すると九電は、夜になってようやく同じ資料をもとに記者会見を開いた。九電社内からも「さすがに規制庁ファーストではないか」と懸念の声が漏れた。

     その時の記者会見でも対応の遅れを追及したが、担当者から十分に納得できる説明はなかった。トラブルで発電を一時停止する事態になった以上、いち早く情報を伝える必要があったと思えてならない。原発を動かす責任の重みを自覚してほしい。【浅川大樹】

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