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街角から

やりがい求めた就活 欧州総局・矢野純一

 就職活動中だったトビーさん(25)から電話が来た。1年ほど前に知り合って以降、連絡を取り合っていた。

     ロンドンの有名大学を3年前に卒業後、インターンとして10社ほどの職場を転々としていた。PR会社、IT会社、金融機関、シンクタンク……。

     学生時代は、有名企業に勤めたいと思っていた。卒業後は、誰もが知っている大手コンサルタント会社で、正社員として働いた。給料は大学時代の友人よりも良かったが、一日中、パソコンに向かう職場に耐えきれなかった。巨大な組織の中で自分が埋もれている気がして、どれだけ会社や社会に貢献しているのかも分からなかった。10カ月で辞め、自分に向いている職を探すためインターンへと踏み出した。

     インターン先はほぼ無給で、出たとしても交通費程度。実家から通っていたので生活には困らなかった。親に頼り切っていることは承知していた。友人からは「甘えている」と批判され、親もあきれていた。それでも、納得できる職を見つけたかった。

     電話の声は弾んでいた。就職先は、地方都市にある福祉施設だ。給与は家賃を差し引くとギリギリ生活できるぐらい。けれども「人の役に立っているという実感を持てる」という。こちらも明るい気持ちになった。

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