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コウノトリ

こんにちは赤ちゃん♪ ひな誕生 県内54年ぶり 越前市 /福井

卵からふ化したコウノトリのひな=福井県越前市で、同県自然環境課提供

 越前市白山地区で飼育する国特別天然記念物コウノトリのペアに7日、待望の2世が誕生した。先月産んだ卵4個のうち1個から、ひながふ化しているのを県自然環境課が確認した。県内でひなの誕生が確認されるのは54年ぶりで、関係者らは「待ちに待った瞬間」と喜びに沸いている。

     担当の飼育員が7日午前10時40分ごろ、ふ化したひなを目視で確認した。グレーの毛に包まれたひなは「キュウ、キュウ」と可愛らしい声で鳴き、健康面に問題はないという。性別は生後40日前後に判明の見通しで、羽の付け根から抽出した細胞をDNA検査する。

     2世を授かったペアは、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園から、2011年に借り受けた「ふっくん」(雄20歳)と「さっちゃん」(雌19歳)。13~17年に産んだ計22個はいずれも無精卵だったが、今年4月に産卵した四つのうち二つが検査で有精卵と判明していた。残り二つも有精卵の可能性があるとされ、今後のふ化にも期待が高まる。

     コウノトリはかつて日本の至る所で見られたが、明治期以降の乱獲や農薬の使用、河川改修による湿地の消滅の影響で減少。国内に野生する個体は1971年5月に絶滅した。

     福井県内では小浜市で国内最後となった野生のひなが64年に確認されたほか、70年には「コウちゃん」と愛称がつけられた野生の個体が飛来。2010年には豊岡市を巣立った雌が越前市に長期間とどまり、野生定着への機運が高まっていた。コウノトリの生存には餌となるドジョウやカエルなどの田園生態系が欠かせず、同課の担当者は「地域住民とともに、今後も豊かな自然環境づくりに努めたい」と話している。【大森治幸】

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