メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

月刊相撲

鶴竜「苦しい経験、結果に」 記念撮影で「優勝実感」

春場所で優勝を果たし、優勝額の撮影後のインタビューで話す横綱鶴竜=松田嘉徳撮影

 大相撲夏場所は13日、東京・両国国技館で初日を迎え、3月の春場所で8場所ぶり4回目の優勝を飾った横綱・鶴竜(32)=モンゴル出身、井筒部屋=が自身初の連覇に挑む。昨年は6場所中5場所で休場し、進退も取りざたされた。苦しい日々を乗り越え、復活優勝を果たした鶴竜。毎日新聞社から贈呈される優勝額の写真撮影時にインタビューに応じ、夏場所への意気込みや、親方になる場合は自分の部屋を構えたいという、将来に向けての思いなどを語った。【聞き手・飯山太郎】

    春場所で復活V

     --2016年九州場所を制した翌月以来の優勝額の撮影だ。

     ◆改めて「優勝したのだな」と実感する。優勝額の撮影後には、家族とも記念撮影をさせてもらっている。昨年5月に生まれた長男との撮影は、今回が初めてだ。家族が増え、一緒に撮れる機会ができて良かった。

     --昨年は皆勤が3月の春場所のみで苦しい1年だった。進退も取りざたされた。やはり優勝すると精神的に違うものか。

     ◆優勝によって、昨年が、ただの1年ではなくなった。あの1年で成長できたから、優勝できた。苦しいことを経験して勉強になった。それが結果として出たかな。今までの優勝とは違った意味で、良い優勝だったと思う。

     --優勝した春場所は、下がる場面はあっても横の動きが良かった。

     ◆しっかり体が動いていた。それに冷静だった。だから横の動きができたかなと思う。

     --初場所で右手指を痛めながら、「大阪のファンに土俵入りを見せたい」との思いで“一人横綱”の責任を全うした。実際に指の状態はどうだったのか。

     ◆春場所の初めはだいぶ、まわしがつかめる感じだった。だが、途中から右手をひっかけたりして痛めてしまった。それでまわしがつかめなくなり、ちょっと引くとか、下がる相撲もあったと思う。

     --春場所を終え、一夜明けての記者会見では、日本国籍の取得について「気持ちは半分半分」と語っていた。

     ◆国籍の取得を考えていないわけではない。ただ「動いている」とか「もうすぐだ」ということではない。親方になるといっても難しいので、ちゃんと考えて決断しないといけない。今は考えている途中の状態だ。

     --親方として角界に残りたい気持ちは。

     ◆それはある。16歳で日本に来て自分は相撲しか知らないし、できたら相撲界に恩返しできるようになれば良いなとは思う。ただ、親方になるからには、部屋付き親方でいるわけにはいかない。独立して、自分の部屋を持ってやっていくことになるだろう。そうなると簡単なことではない。しっかりと見極めて判断したい。

     --13日には夏場所初日を迎える。

     ◆喜ぶ時期は、もう終わっている。喜んでいられるのは、いつも場所後1週間だから。今は「はい、次の場所」という気持ちだ。

     優勝した春場所のような気持ちで、また相撲を取りたい。目の前の一番に集中して。相撲は積み重ね。その一日にベストを尽くしていけるように、やっていきたい。


     原則、第1火曜日に掲載します

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 損賠訴訟 男児頭部にレジ袋 葬儀会社相手取り遺族が提訴
    2. アメフット 日大以外の関東15大学が共同宣言
    3. 名古屋市 「名古屋に将棋会館新設を」 河村市長が意欲
    4. 登山 大城さん、エベレスト登頂 日本人女性医師で初
    5. アメリカンフットボール 悪質反則 「監督指示」 日大選手主張へ

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]