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SUNDAY LIBRARY

著者インタビュー 小林文乃 『グッバイ、レニングラード』

極限状態で生まれた交響曲が傷ついた市民に未来を見せてくれた

◆『グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪』小林文乃・著(文藝春秋/税別1700円)

 幼い頃に訪ねた極北の大地。25年の月日が流れ、再びかの地に立つことになった。ずっと温めていたノンフィクションを書くために。

「10歳のときに、子供特派員としてモスクワに行きました。外国人があまり入国できなかった時代で、子どもとはいえコルホーズ(集団農場)にホームステイしたのは私くらいではなかったかと思います。そのときから、『ソ連と私』に関する本をいつか書きたいと、ずっと思っていました」

 第二次世界大戦中、レニングラード(現・サンクトペテルブルク)はナチス・ドイツによっておよそ900日…

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