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「18歳成人」に思う

20歳の式典、継続して 日本きもの連盟会長・奥山功さん(73)

 成人年齢が引き下げられようとしていますが、成人式挙行は現行の20歳を維持してほしいと考えています。

     成人式は、埼玉県蕨町(現蕨市)が1946年に開催した「青年祭」が始まりとされ、70年を超える歳月を経て発展し、国民生活に浸透しています。高校卒業後にそれぞれの道を歩み始めた若者たちが再会し、懇親を深める場にもなっています。18歳の多くは高校3年生。大半の地方自治体が成人式を開く1月は大学受験シーズン真っただ中で、成人を祝う環境が整っているとは言えません。

     成人式は大人になる喜びをかみしめ、責任を自覚する式典でもあります。男性は新調したスーツ、女性は振り袖を着る人が多い。でも、18歳に引き下げられると、そうした慣習は次第に失われ、高校生は制服で出席するという形になる可能性もあります。そうなれば振り袖という日本の文化も衰退していくかもしれません。

     今年の成人式では、晴れ着のレンタル・販売業者と契約した新成人に振り袖が届かないという問題が起きました。業者の対応は信じがたいですが、被害者やその家族が心を痛めている姿を見て、改めて成人式は人生の一大行事であると感じました。

     成人年齢が引き下げられても、飲酒や喫煙などは「20歳未満禁止」が維持されるようです。業界として、国や各地方自治体に従来通り「20歳の祝い」としての開催を働きかけていきたいと思います。【聞き手・和田武士】=随時掲載


     ■人物略歴

    おくやま・いさお

     1944年旧満州(現中国東北部)生まれ。84年に高松市に株式会社「桂」を設立し、呉服店「きものサロン桂」などを展開する。現在は日本きもの連盟会長。(写真はフォトスタジオアリエル提供)

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