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号外愛媛文書 首相が否定「指摘の日会ったことない」
サッカーW杯・レジェンドからの伝言

/3 経験者中心に結束を 宮本恒靖さん

2002年サッカーW杯日韓大会のロシア戦でプレーする宮本恒靖(右)=横浜市港北区の横浜国際総合競技場で2002年6月9日、近藤卓資撮影

宮本恒靖さん(41)=DF 2002年日韓大会、06年ドイツ大会代表

 日本代表の主将としてピッチに立った回数は、現主将の長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)に次ぐ55回を数える。冷静沈着な判断力と高いリーダーシップ。育成年代から常にチームの中核を担い、2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に向けたジーコ監督体制では主将として代表チームをまとめてきた。

     当時考え続けたことは「結果を出すためにどうすればいいのか、何ができるのか」。練習内容などについての選手たちの声を集め、監督に届ける橋渡し役を務めた。中国人観客の反日ムードの中で04年アジア・カップ決勝(北京)で中国を降して優勝した体験を、大会に参加していなかった選手にも伝えた。代表メンバーが時々入れ替わる中で「(チーム内の)コミュニケーションや人間関係作りはW杯の直前にやるのではなく、継続してやってきた」と振り返る。

     しかし、ドイツ大会直前に歯車が狂い始めた。ボンのベースキャンプ地に長くいるうちに「試合に出そうなメンバーと出なさそうなメンバーで、心の温度差が生まれていた」と明かす。若手の多かった日韓大会と異なり、W杯経験者が約半数の11人いるなど経験豊富な選手が多かった分、チーム内競争であつれきや不満も生じやすかった。初戦のオーストラリア戦で逆転負けしたのが響き、1分け2敗で1次リーグ敗退。「自分たちに対する期待も大きかった」だけに、悔いが残った。

     日本代表の西野朗監督はガ大阪監督時代に一緒で「選手の判断でやることには『ノー』と言わなかった」という。本番まで時間が限られる中、急ピッチでのチーム作りには選手個々に求められる役割も多い。長谷部に対して「W杯を2回戦っているノウハウを存分に生かしてほしい」と望みつつ、チーム内の結束を図るには「主将だけでなく、経験を持つ選手がコミュニケーションを取りながら、その輪を広げていくのがいい」と助言する。過去の反省を次代に伝える。「積み重ねが国のサッカーの力になっていく」と信じている。【丹下友紀子】=つづく


     ■人物略歴

    みやもと・つねやす

     1995年にガ大阪下部組織からトップ昇格。ザルツブルク(オーストリア)、神戸でプレーし、2011年に現役引退。現在はガ大阪U23(23歳以下)監督。日本代表71試合3得点。大阪府出身。

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