メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

工芸の地平から

漆造形の可能性=外舘和子

 昨年は漆の世界にとって記念すべき年であった。従来、日本最古とされてきた約9000年前の漆製品よりも更に遡(さかのぼ)る1万2600年前の漆材が、国立歴史民俗博物館の展覧会で展示公開されたのである。それは、大陸から渡来したとされてきた日本の漆の植生や文化を巡り、大きな議論を呼ぶものである。

 そのような考古学的な漆の活況の一方、現代の漆の表現もまた20世紀以降、各段の拡(ひろ)がりを見せてきた。僅か100年程の間に、その転機を少なくとも3度見いだすことができる。

 第一に20世紀初頭の本格的な“実材表現”の作家の登場。注文主と漆職人の間に立って助言する仲介者や、…

この記事は有料記事です。

残り920文字(全文1202文字)

24時間100円から読める新プラン!詳しくは こちら

いますぐ購読する

または

毎日IDでログイン

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 沖縄慰霊の日 平和の詩「生きる」全文
  2. サッカー日本代表 「西野監督ごめんなさい」ネットに続々
  3. 晴れ着トラブル 「はれのひ」社長逮捕 詐欺容疑で
  4. 将棋 藤井七段、王座戦タイトル初挑戦まであと2勝
  5. サッカーキング 白星発進の日本、試合後はサポーターがゴミ拾い…コロンビア紙が賛辞

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]