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養老孟司・評 『脳は回復する 高次脳機能障害からの脱出』=鈴木大介・著

 (新潮新書・886円)

自らの病を経て真に理解

 四十代の初めに著者は脳梗塞(こうそく)になる。そのいきさつを描いたのが前作『脳が壊れた』(新潮新書)である。今回はその続編で、脳梗塞の結果生じた高次脳機能障害について報告している。

 漢字を七つもつなげたこの用語は、あまり良い表現ではない。専門用語だからやむを得ないとはいえ、口語としてはとくに使いにくい。じつは著者の妻も似たような障害を持っている。夫婦の会話の中で、だから「脳コワさん」という表現が生まれた。本書はその「脳コワさん」の苦しみをまさに活写している。

 他人の病気の話なんて、読みたくないよ。その気持ちはわかる。しかし「脳コワさん」つまり高次脳機能障害…

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