メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚・本と人

『仏像 みる・みられる』 著者・多川俊映さん

多川俊映さん=花澤茂人撮影

 ◆多川俊映(たがわ・しゅんえい)さん

 (KADOKAWA・1728円)

見守られている意識を持つ

 薄暗い古寺のお堂に立ち、仏像の目をみつめる。「あ、目が合った」。ふと、あちらも自分もみているように感じる。仏像好きの中にはそんな経験をした人がいるはずだ。今は亡き大切な人の目を重ねることもあるだろう。「見守られている」と。「究極の仏像のみかたとは、そうした双方向の関係性の中にある」。1300年の歴史を持つ興福寺(奈良市)の貫首として長年仏像と向き合ってきた実体験を通して、たどり着いた思いをまとめた。

 30代前半の頃のこと。寺外で参列したある法要の本尊が、頭部を失った奈良時代の仏像だった。「何か、落…

この記事は有料記事です。

残り667文字(全文967文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 卓球 福原愛が現役引退を表明 自身のブログで
  2. サウジ記者死亡 したたかトルコ、サウジ「隠蔽」突き崩す
  3. プリンセス駅伝 ワコールが1位 三井住友海上は途中棄権
  4. 下村脩さん死去 核廃絶、平和訴え 長崎で原爆体験
  5. 香港 高速鉄道、例外的な法律適用 中国の影響懸念

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです