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マレーシア

ナジブ前首相の出国禁止 汚職疑惑再び追及か

記者会見で統一マレー国民組織の党首辞任などを発表するナジブ前首相=クアラルンプールで2018年5月12日、AP

 【ジャカルタ武内彩】独立以来初めての政権交代が起きたマレーシアで12日、入国管理局がナジブ前首相の出国を禁止した。国外逃亡を阻止する意図があるとみられる。ナジブ氏には政府系ファンドを巡る巨額の汚職疑惑が持ち上がっており、就任したばかりのマハティール首相(92)の政権下で捜査対象になる可能性がある。

     ナジブ氏に対しては、自身が設立した政府系ファンド「1MDB」から約7億ドル(約760億円)が個人口座に送金されたとする疑惑が指摘されている。国内の捜査当局は「送金はサウジアラビア王室からの個人的な献金だった」と結論付けて捜査を終結したが、マハティール氏は12日の記者会見で「前首相が行ったことには十分な証拠がある。必要となれば法が裁くだろう」と言及しており、疑惑追及が再開される可能性が高い。

     ナジブ氏は同日午前7時(日本時間午前8時)過ぎ、フェイスブックに「家族と過ごすためしばらく休暇を取る」と投稿。地元メディアによると、妻とインドネシアに出国する予定だったとみられるが、禁止命令が出た直後に予定を変更した模様だ。ナジブ氏は同日午後に記者会見し、選挙結果の責任を取って最大与党だった「統一マレー国民組織」の党首と連立政権を担った「国民戦線」の代表を辞任すると発表した。

     一方、マハティール氏は財務相など3閣僚の人事を発表した。副首相には、首相の座を譲ると公言しているアンワル元副首相=同性愛行為の罪で服役中=の妻ワンアジザ氏を充てた。ロイター通信は、アンワル氏が15日にも釈放される見込みと報じた。

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