メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

将棋

第76期名人戦七番勝負 佐藤天彦名人-挑戦者・羽生善治竜王 第2局の1

名人を自分のものに 観戦記・上地隆蔵

 名人戦での佐藤天彦名人-羽生善治挑戦者の対戦は2年ぶり。今回は立場を変えた。

     佐藤は名人を奪取し、昨年防衛した。「タイトルは奪取と防衛で一人前」などと言われる。挑戦者として一瞬の輝きでタイトルを奪っても、受ける側の立場になって守れないようでは「まだ半人前」というわけだ。その点、佐藤は文句なしに名人を自分のものにした。

     しかし名人を預かった2年間、佐藤の成績は振るわない。名人ともなると将棋界の顔。「私」だけでは通用しない。「公」が求められる。例えば、免状の署名書き、多方面からのインタビュー、イベントへの出演など。名人はそれらの公務をこなし、なおかつ勝たなくてはいけない。佐藤はその試練に対し、誠実に向き合っていたと思う。

     前夜祭の後、佐藤と新聞記者、筆者の3人で会食した。こちらは当然、名人を立てる。佐藤も年長者2人に気遣いをしてくれた。良好な関係に話も弾んだ。開幕戦は落としたものの、佐藤のリラックスした表情を見ていると、第2局は好局が期待できそうな気がした。

     迎えた1日目の朝。佐藤が真打ち登場のように対局室に入ってくると、空気が締まった。昨日の柔和な顔とは違い、佐藤は厳しい勝負モードに切り替わっていた。

     [先]7六歩    [後]8四歩

     [先]2六歩    [後]3二金   2

     [先]7八金 13 [後]8五歩  10

     [先]7七角  2 [後]3四歩   1

     [先]6八銀  1 [後]7七角成  2

     [先]同銀   1 [後]2二銀

     [先]3八銀  1 [後]6二銀   2

     [先]4六歩  9 [後]4二玉   5

     [先]4七銀  2 [後]7四歩   8

     [先]3六歩  6 [後]3三銀   6

     [先]2五歩 14 [後]7三銀  19

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 中曽根氏 27日100歳 首相経験者2人目、なお存在感
    2. 眞子さま 結婚延期 20年に「準備の余裕ない」
    3. 森友学園 籠池夫妻、25日にも保釈 記者会見を予定
    4. 地震 長野県北部で震度5強 津波の心配なし
    5. アメフット 「謝っても謝りきれない」日大学長が会見

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]