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将棋

第76期名人戦七番勝負 佐藤天彦名人-挑戦者・羽生善治竜王 第2局の2

羽生の早繰り銀 観戦記・上地隆蔵

 名人戦第2局は石川県小松市で行われた。両対局者を含めた名人戦一行は小松空港に降り立ち、その足で安宅住吉神社に向かった。同所は全国唯一の「難関突破」の神様として多くの信仰を受けているという。佐藤と羽生は、大事な一戦に向けてそれぞれ必勝祈願を受けた。和太鼓や鈴の音、みこさんの演舞、神職が神前でろうろうと読み上げる祝詞。厳かな儀式に背筋が伸びる思いだった。ただひそかに「必勝対必勝」では神様もお困りになるだろうなと、へそ曲がりの筆者は思うのであった。

     第2局は角換わりに進んだ。予想通りだ。図の直前に指された「[先]2五歩が意外だった」と解説の佐々木慎六段は話す。飛車先を伸ばす手はごく自然だが、このタイミングが珍しいという。

     対して後手は棒銀が有力と思われたが、羽生は[後]6四銀と早繰り銀を選んだ。1日目の昼食休憩再開後、[後]7五歩と駒がぶつかった。以下[先]7五同歩[後]同銀は後手の銀が五段目に進出し、先手は面白くない。よって[先]6五歩は当然の反発だが、佐藤はこの一手に何と1時間29分も費やした。一つには[後]7六歩(本日終了図)に、[先]6四歩の決戦を掘り下げたと思われる。以下[後]7七歩成[先]6三歩成[後]7八と[先]6四角が変化の一例だ。

     [先]6六歩  4 ▽[後]6四銀 55

     [先]5六銀 19  [後]7五歩  8

     [先]6五歩 89  [後]7六歩

     (◎好手 ×悪手 ?疑問 ▽作戦 !勝負手)

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