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我らが少女A

/280 第8章 1=高村薫 田中和枝・挿画監修

 事件の前々日の栂野節子の様子について、本人と遭遇した浅井忍が、尋常でないほど苛(いら)立っていたと証言して以来、その真偽も、苛立っていた理由もこれまではっきりしないままだったが、玉置悠一というピースの出現で、膠着(こうちゃく)状態だった事件のパズルが一歩動いたのを、特命班は実感した。栂野節子の不機嫌の理由は、以前から不品行を繰り返していた栂野孝一よりも、上田朱美をつけ回す玉置の出没だったのかもしれない。その可能性が高くなったいま、さらに裏を取るために刑事たちは早々に栂野雪子にも会った。

 六月以来となる面会は、刑事たちが事前に予想したより抵抗が少なく、よくよく聞いてみると、最近になって…

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