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炎のなかへ

/154 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

三月九日(58)

 テツの言葉にミヤが返した。

「その意気だ。空襲なぞ恐るるに足らん」

 格別熱心な忠心愛国派ではない少年にとっても、それが当たり前の心得だった。

「なあ、タケシも同じだろ」

 なんの疑いもない顔でテツが質問してきた。なぜ、裸でいると嘘(うそ)をつきにくくなるのだろうか。歯切れ悪く返事をする。

「うーん、そうだね」

 タケシは九歳まで父の国で育った。そこで暮らす人たちを肌の感覚で知っている。B29のような超兵器を製…

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