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埼玉・草加市立病院

保険基準満たさず手術 報酬不適切に請求

 埼玉県の草加市立病院が国の基準を満たさないまま子宮がんの腹腔(ふくくう)鏡手術を行い、開腹手術として診療報酬を不適切に請求していた。2008~17年に患者88人に実施し、請求額は約1億3000万円に上った。同病院は15日、第三者による検証委員会の初会合を開き、不適切な請求が行われた原因や患者の健康被害の有無などを調べる。

     同病院によると、手術はいずれも非常勤の男性医師(48)が担当し、内訳は子宮体がん71人と子宮頸(けい)がん17人。同病院は常勤の病理医を配置していないなど、保険を適用して腹腔鏡手術を行う国の基準を満たしていなかったため、保険が適用できる開腹手術として診療報酬を請求していた。

     内部の医師による指摘で昨年9月に発覚。県は今年2~3月、医療法に基づく立ち入り検査を実施し、第三者機関による検証を求めていた。病院は「診療報酬請求には腹腔鏡手術をした注釈を添えており、虚偽請求ではない」と主張。審査機関から指摘がなかったとして「(腹腔鏡手術より)診療報酬の点数が低い医療行為として保険請求できると解釈していた」と釈明した。

     患者88人のうち2人が死亡しているが、同病院は「手術による健康被害は生じていない」と主張している。【武田良敬】

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