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 学校法人「加計学園」による獣医学部新設を巡り、国会に参考人招致された経済産業省の柳瀬唯夫審議官が首相秘書官だった頃、夜回り取材で自宅に行ったことがある。私は当時、資源エネルギー庁を担当しており、国の電源構成(発電所の比率)を巡って官邸と関係省庁との調整役だった柳瀬氏にある話のウラを取るためだった。

     自宅前で質問に応じてくれたのは良かったが、「分からない」を繰り返し、こちらが食い下がると怒り出したため、「これ以上は無意味」と判断して取材を打ち切った。夜回りへの対応は義務ではないから、こうした対応に遭うことも珍しくない。気分は良くなかったが「仕方ない」と納得はした。

     だが、国会答弁となると事情は違う。昨年7月、「記憶をたどる限り」とのエクスキューズ付きで語る柳瀬氏を見て「この人らしいな」と思う半面、その不誠実さに腹が立った。10日の参考人招致でも過去の発言との整合性は保ったようだが、疑念を払拭(ふっしょく)したとは思えない。そんな人物が霞ケ関の幹部であることに国民はもっと怒りをおぼえるべきだ。【高橋慶浩】

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