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若者フリーゾーン

余裕持てる働き方提案 Spacelook社長・谷口怜央さん(18)

インタビューに答える谷口怜央さん=太田康男撮影

 <くらしナビ おとなへステップ>

    谷口怜央(たにぐち・れお)さん

     昨年6月、飲食店を中心に1日限定のアルバイトを探せるスマートフォン向けアプリ「Spaceworkスペースワーク」の運営企ぎょうを創業しました。

     起業のきっかけは中学時代の体験です。名古屋市出身で、中2の時、野球部の練習でこしを痛めました。一時車いす生活をなくされ、人通りの多い場所で転んだことがあります。その時、だれも助けてくれませんでした。冷たい人が多かったとは思いません。助け方が分からなかったのだと思います。「見て見ぬふりをせず、社会問題を解決したい」。そう考えるようになりました。

     名古屋高校に進学後、貧困問題を知るため、西アフリカ・セネガルに約1カ月間ホームステイしたり、名古屋のホームレスのえん活動をしたりしました。でも、手が届くはんのことしかできない。もっと生活の根本を変えるサービスをビジネスとして展開したいと感じました。ビジネスの現場を学ぶため、親にたのんで高校を休学(その後は退学)し、上京しました。グルメアプリのベンチャー企業でインターンとして働きながらビジネスモデルを練りました。

     近年はさまざまな業種で人手不足がさけばれていますが、長期的にかつやくしてくれるアルバイトはなかなか見つかりません。1日単位でシフトをめられれば、店側は急なごとに対応でき、働く側もより自由になります。副業を認める企業が増える中、それぞれのスキル(技術)を生かして空き時間に好きな仕事ができれば、人手不足の問題も解決し、多くの人にゆうを持った暮らしをしてもらえると考えました。

     幸いなことに投資会社の出資を得て起業できました。「18さい社長」としてメディアに取り上げてもらう機会も増えましたが、「社長」は書類上のかたがきです。10人弱の社員には誰も肩書がありません。社員には他社とのけんぎょうも認めており、新しい組織作りにちょうせんしています。わたしたち自身も「働き方改革」の形を提示したいと思います。【聞き手・大村健一】=次回は31日に掲載

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