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将棋

第76期名人戦七番勝負 第4局 佐藤タイか、羽生王手か 19、20日・福岡で

 2度目の防衛に臨む佐藤天彦(あまひこ)名人(30)に、永世名人資格保持者の羽生善治竜王(47)が挑戦する「第76期名人戦七番勝負」の第4局(毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)が19、20の両日、福岡市の「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」(中央区輝国1の1の33)で開かれる。両者のこれまでの通算対戦成績は佐藤名人の9勝8敗。今期第3局まで1勝2敗の佐藤名人が出身地・福岡で最強の挑戦者を退ける流れを作るか、羽生竜王が返り咲きに向けた大きな1勝をつかむか、将棋ファン注目の戦いとなる。立会人は深浦康市九段(46)。【佐野格】

    伝統ある将棋界の最高峰

     1935年にそれまでの世襲名人制から実力による名人制へと生まれ変わった。以降、王将戦などさまざまなタイトルが誕生した歴史がある。当初は全八段によるリーグ戦だったが、その後順位戦が導入された。これまでに実力制の名人位は13人が獲得しており、通算最多獲得は大山康晴十五世名人の18期で、現役では羽生竜王の9期。今回の第1局は羽生竜王が先勝。第2局は佐藤名人が快勝し、五分に戻した。第3局は羽生竜王が押し切り、再びリードした。

    熱戦の舞台は、閑静なホテル

     名人戦の舞台となる「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」は、都会の騒がしさから離れた丘の上にたたずむ。注目の対局は「ジャパニーズスイート」と呼ばれる客室で開かれる。結納などにも使われるという和室は2015年の名人戦でも熱戦が繰り広げられた場所だ。案内してくれた西野貴志総支配人(43)は「窓を開けても車の音が聞こえないほど静かなんです」と語る。対局当日は張り詰めた空気が部屋を包み込みそうだ。

     前身のホテルは1967年創業。「動と静」をコンセプトに、13年にリニューアルした。モダンなデザインを取り入れ、優雅な時間を味わうことができる。丘の上からは福岡の街並みが一望でき、天然水をくみ上げた大浴場やフィットネスルームも完備。県内でも珍しいホテル直営のスパもある。

     前夜祭はホテルの「ボールルーム」で。昨年内装の一部がリニューアルされており、シックな雰囲気が増した。

     食事は和洋いずれも準備し、福岡をはじめとした九州の食材を使った料理で精いっぱいのもてなしをするつもりだ。西野総支配人は「ホテルにとって、名人戦の開催は名誉なこと。2人が気持ちよく過ごし、対局してもらうことが一番。きっちりと準備したい」と気を引き締める。

    大盤解説会は2会場で

     前夜祭は18日午後6時、アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ5階ボールルームで開かれる。

     大盤解説会は福岡市中央区天神1のQTnet4階会議室(19、20の両日、定員約200人)と同市中央区天神4の都久志会館(20日のみ、定員約500人)で。19日は午後2時から封じ手まで。20日は両会場とも午後1時から終局まで。入場料は2日通し券2000円(女性・中学生以下1500円)、1日券1500円(同1000円)。いずれも当日受け付けで先着順。問い合わせは日本将棋連盟名人戦実行委事務局(03・3408・6161)。


     ■人物略歴

    佐藤天彦名人

     1988年、福岡市生まれ。2006年にプロ入り。08年と11年の新人王戦、16年の叡王戦で優勝。16年、A級1期目で初タイトルの名人を獲得し、16期ぶりの20代の名人に。対局時のファッションでも注目を集め、16年には毎日ファッション大賞話題賞を受賞している。


     ■人物略歴

    羽生善治竜王

     1970年、埼玉県所沢市生まれ。85年プロ入り。89年初タイトルの竜王を獲得し、将棋界で初めて10代のタイトル保持者に。96年、史上初の7冠を達成した。今回名人の座に返り咲くと名人10期、通算タイトル獲得数は歴代最多の100期に。2018年2月に国民栄誉賞。

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