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ラグビーW杯

独特の慣例混乱招く 3年居住で国籍問わず

 ラグビーW杯の出場権が取り消される異例の事態を招いた背景には、当該国・地域で連続36カ月以上の居住歴と他国の代表経験がないなどの条件を満たせば国籍を問わず代表になれるラグビー独特の慣例がある。

 居住歴や代表経験の調査は書類の確認、協会や代理人への問い合わせにより手探りで進められているのが現状だ。英BBC放送によると、ルーマニア協会は代表資格が問題となったトンガ出身選手の代表経験を事前にトンガ協会会長に確認し保証を取り付けたが、7人制での代表歴が判明した。

 日本協会も2016年5月、トンガ出身の大学生を代表に選出したが、7人制代表経験が判明して取り消した。関係者によると、日本代表候補に名前の挙がった南アフリカ出身選手も同国代表経験はなかったが、テストマッチ以外の試合には出場していたことで代表資格が認められないケースもあった。

 ラグビーW杯に向け、各国がオセアニアなどから競うように選手を獲得している現状が混乱に拍車を掛けている。国際統括団体のワールドラグビーは20年12月末から居住歴の資格要件を60カ月に延長する方針だ。【大谷津統一】

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