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サッカー

W杯ロシア大会 西野J、経験重視 代表候補に本田、香川ら27人

サッカー日本代表のW杯壮行試合ガーナ戦のメンバーを発表する西野朗監督=東京都港区で2018年5月18日午後1時22分、小川昌宏撮影
サッカー日本代表 ガーナ戦メンバー
サッカー日本代表今後の予定

 日本サッカー協会は18日、ワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けた壮行試合のガーナ戦(30日、横浜・日産スタジアム)に臨む日本代表27人を発表した。経験重視の陣容で、長年代表を支えてきながら最近は出番が少なかった本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)らも選ばれた。W杯代表の23人はガーナ戦翌日の31日に決まる。

     協会がW杯に予備登録した35人から選ばれた。東京都内で記者会見した西野朗監督は「(コロンビアとW杯の初戦を戦う)6月19日に最高のコンディションになるであろう選手たちを予測し、招集した」と話した。

     また、W杯代表の選考は「基本的にはこの(27人の)中からという考えは持っている」と述べた。今年4月に解任されたハリルホジッチ前監督の指揮下で主力だった久保裕也(ヘント)はベルギーリーグのシーズンが終了していないため外れたが、西野監督は「追加での招集も十分考えている」と説明した。ガーナ戦は西野監督の初采配で、W杯前の国内最後の試合となる。【福田智沙】

    中島は落選

     「西野ジャパン」の輪郭が、ようやく浮かび上がった。W杯のメンバー23人の基本となる陣容は、経験を重視したものとなった。

     象徴的なのは32歳の青山敏弘(広島)だ。前回2014年ブラジル大会に出場した守備的MFは、15年3月を最後に代表を離れていた。攻守に安定したプレーで、今季のJ1で首位を走るチームを引っ張り、西野監督は「今、最高のパフォーマンスをしている」と絶賛した。

     一方、ハリルホジッチ前監督の下で行われた今年3月の欧州遠征で活躍した、23歳のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)は落選。抜群の速さが自慢のアタッカーだが、乾貴士(エイバル)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)ら似たタイプが多く、生き残れなかった。

     アクシデントで見直しを迫られた人選もある。協会が14日に国際サッカー連盟(FIFA)へ提出した予備登録メンバー35人に含まれていた、35歳のMF今野泰幸(ガ大阪)は右足首のけがで選外。18日朝には昨季のJ1得点王、30歳のFW小林悠(川崎)も約2週間の故障が判明しメンバーを外れた。西野監督は今野について「経験値、実績があり、欠かせないという評価をしていた」と明かした。

     昨秋以降は代表戦を外れがちだった本田、香川、岡崎も安泰ではない。本田は欧州遠征で動きの重さが顕著だった。メキシコリーグで10得点をマークしたが、西野監督は「中南米の違うコンディションでやっている」と慎重な口ぶりだ。香川は左足首のけがから3カ月ぶりに復帰したばかりで、指揮官は「デリケートに考えないといけない。状態を期待しながらキャンプで最終的に確認したい」と言った。【大谷津統一】

    戦術の方向性見えず

     西野監督の考え方の特徴が、中島の落選に見えた。その理由を「1年間、ポリバレントではなかった」と説明。2006~07年に日本代表を指揮したオシム元監督が好んだ、複数のポジションをこなせるという意味の言葉だ。

     今年4月7日に解任されたハリルホジッチ前監督は、1トップと4バックの布陣で前線から相手に圧力をかけ、縦に速くボールを運ぶサッカーを追求した。後を受けた西野監督は、格上のコロンビア、セネガル、ポーランドに挑む1次リーグに備え、3バックで両サイドのMFが引いて守る陣形も模索している。複数のポジションで起用できる選手を重用し、相手によって戦術を変える姿勢は、チームの方向性を固めきれない現状の裏返しでもある。

     特徴的なのは、ボランチをこなす選手がDF遠藤航(浦和)を含めて8人も名を連ねたことだ。精神的支柱である長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)は不動ながら、山口蛍(セ大阪)は長谷部と同じ守備型のため、攻撃的MFでも使える大島僚太(川崎)らも選んだ。所属クラブで試合に出ていない選手に代表の椅子を与えなかったハリルホジッチ氏とは対照的に、実戦から遠ざかっている井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)も招集した。

     就任から2カ月あまりで挑むW杯だ。本田、香川ら経験豊富な選手でチームの骨格を早急に固める狙いは理解できるが、勢いは期待できない。西野監督自身、コロンビアとの初戦を念頭に「正直、絵がまだ描けない」と吐露した。今後は選手個々の状態を向上させ、連係を深めながら、代表に選ぶ23人の見極めも必要だ。残りわずかな時間で、やるべき作業は多い。【大谷津統一】

    3年ぶり戸惑い

     ○…青山は2015年3月以来の代表復帰を果たし、W杯2大会連続出場に大きく近づいた。広島の足立修強化部長が「(本人は)びっくりしていた。戸惑っていた感じ」と明かすように、サプライズ選出だった。

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