／４　ミドリフサアンコウ

レア度（ど）　★★★

こわもて度（ど）　★★★★★

サイケ度（ど）　★★★★★

　（評価（ひょうか）・写真（しゃしん）は沼津港深海水族館（ぬまづこうしんかいすいぞくかん）。最大（さいだい）★５）

生息域（せいそくいき）　南日本（みなみにほん）や東（ひがし）シナ海（かい）の砂（すな）や泥（どろ）が広（ひろ）がる海底（かいてい）。水深（すいしん）９０～５００メートル

体長（たいちょう）　約（やく）１０～３５センチメートル

　アンコウの仲間（なかま）です。顔（かお）は「こわもて（こわい顔（かお）つき）」ですが、頭（あたま）の上（うえ）の小（ちい）さな疑似餌（ぎじえ）（えさのように見（み）えるもの）で、小魚（こざかな）が来（く）るのをじっと待（ま）つ習性（しゅうせい）があります。体（からだ）を支（ささ）えるように立（た）てる腹（はら）びれと、横向（よこむ）きに張（は）りだした胸（むな）びれの１対（つい）ずつを左右交互（さゆうこうご）に使（つか）う「四足歩行（しそくほこう）」で移動（いどう）します。外部（がいぶ）から刺激（しげき）されると、海水（かいすい）を吸（す）ってぷくっとおなかをふくらませます。

　つぶらな瞳（ひとみ）の奥（おく）には、暗（くら）い深海（しんかい）で多（おお）くの光（ひかり）を集（あつ）めるための「タペータム」という反射板（はんしゃばん）があり、青（あお）く輝（かがや）いて見（み）えます。体（からだ）の模様（もよう）がかわいらしく、水族館（すいぞくかん）の人気者（にんきもの）です。