メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

年金質問箱

Q 支給開始時期 同年齢でなぜ違う=回答者・年金問題研究会代表 秋津和人

 今年6月で60歳になる男性会社員です。年金は63歳からとのことでまだもらえません。しかし、同じ職場のパート女性は8月で60歳ですが、「ねんきん定期便」に61歳支給開始と書いてあるそうです。先日、高校時代の同窓会があり、公立中学で長年教師だった女性は年金支給開始が私と同じ63歳からとのことです。一方、ずっと専業主婦の同級生は65歳からだそうです。同年齢でも人によって年金の支給開始時期は違うのですか。

     A 公的年金の支給開始年齢は制度上65歳です。ただし、厚生年金は経過措置があり、生年月日と性別などによって図のように支給開始年齢が異なります。国民年金(老齢基礎年金)については、すべての人が65歳支給開始です。

     質問のように同じ年齢でも厚生年金の支給開始年齢が違うのはこのためです。今年60歳になるのは1958(昭和33)年生まれ(図の太枠)の人です。質問者は昭和33年6月生まれなので63歳支給開始になります。一方、8月生まれのパート女性は同じ年齢でも61歳支給開始です。

     公立中学の教師の女性が63歳支給開始なのは公務員だからです。公務員が加入していた共済年金は男女とも厚生年金(会社員)の男性と同じ支給開始年齢になります。現在は共済年金は厚生年金に統合され、公務員も厚生年金加入者ですが、女性の支給開始年齢は男性と同じです。

     また、厚生年金に加入歴のない専業主婦の場合は、老齢基礎年金の受給になりますので65歳支給開始となります。

     なお、65歳になる前に厚生年金をもらうためには、厚生年金加入期間(統合前の共済年金期間含む)が1年以上(ただし、国民年金と合わせて10年以上)必要です。1年未満の場合は、生年月日などにかかわらず厚生年金も65歳支給開始になります。

     これは逆にいうと、1年未満の人は1年以上にすれば65歳前からもらえるということです。特に専業主婦は1年間パートなどで厚生年金に加入して厚生年金という小遣いを得るのもよいでしょう。

     そのほかにも、60歳代は、年金などの制度活用で収入を増やすことがまだ可能ですので、ぜひ工夫をしてみてください。=次回は6月4日掲載

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 静岡・看護師遺体 逮捕監禁容疑の男、新潟市で遺体で発見
    2. サッカー日本代表 乾、香川、柴崎らが先発 本田は外れる
    3. 地震 大阪・震度6弱 行ってきます直後 塀倒れ女児巻き添え
    4. 名人戦 持久戦模様の展開、羽生が封じる 第6局
    5. 加計学園 会見に愛媛知事「もっと早くできなかったのか」

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]