給付68兆円増 2040年度、政府推計190兆円
政府は21日の経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)で、2040年度の社会保障給付費の推計を初めて公表した。総額は190兆円に上り、今年度より68兆7000億円増える。40年ごろには団塊ジュニア(1971~74年生まれ)が65歳以上となり、高齢者人口がピークとなる一方、現役世代が急減する。政府は、この時期の給付と負担のバランスを示し、社会保障制度改革のための材料を提供したいと説明する。
社会保障給付費は国民が受ける社会保障サービスにかかる費用。国内総生産(GDP)に占める割合は40年…
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