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もとをたどれば

メニコン 「目にコンタクトを」独学で開発

メニコンのロゴマーク(同社提供)

 黒目だけを覆う「角膜コンタクトレンズ(CL)」の開発に日本で初めて成功し、CL普及の礎を築いてきたメニコン。「目にコンタクトを」という思いが社名の由来だ。

     1950年、創業者の田中恭一氏(86)=現会長=が丁稚(でっち)奉公として働く名古屋市内の眼鏡店に、日本では珍しかったCLを持つ米軍の将校夫人が来店した。「見せてほしい」と懇願したが、「壊れたら大変」と断られた。田中氏は「米国人に作れて日本人に作れないはずはない」と奮起。自分の目を観察して図面を作り、アクリル樹脂を削っては自分の目に入れて試した。独学の末、51年にハードCLの原形となる角膜CLを作り上げた。

     前身の「日本コンタクトレンズ」を57年に設立、65年に「東洋コンタクトレンズ」に社名を変更した。海外でも親しまれるブランド名を社内公募し「メニコン」を採用、67年に商標登録した。ブランド名の浸透に伴い、87年に社名もメニコンに統一した。

     90年代に入ると外資系の使い捨てCLが普及し、価格競争が激化。打開策として2001年に導入したのが業界初の定額制会員サービスだ。購入ではなく利用料を支払ってもらうビジネスモデルが受け入れられ、会員は現在127万人に上る。

     広報担当者は「果敢に挑戦を続けた創業者の精神を受け継いでいる」と話す。15年に東証、名証の各1部に株式を上場。海外約80カ国に展開し、犬猫用CLの普及に取り組んでいる。【斎川瞳】

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