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もう一度食べたい

あずきいちご ルビー色、舌の上でプチュッ

 「有由有縁」(わけありて縁あり)。取材の旅から帰り、この言葉の不思議さをかみしめている。我が家の庭にあった「天からの贈り物」の正体がやっと分かったのだ。その名はウグイスカグラ(鶯神楽)。山陰・米子(鳥取県米子市)周辺の子どもたちが「あずきいちご」と呼んでいた、ルビー色の小さな木の実である。

 かき氷のメニューにでも登場しそうな名前を初めて目にしたのは5年前、米子市の吾郷(あごう)静子さん(82)からのはがきだった。「梅雨の頃、グミの実より小さく、小豆の形をして枝にぶら下がって実ります。実家の庭や近くの林にもあり、子どものおやつでした」

 鳥取、島根両県の知人や観光農園に取材したが分からなかった。昨年も心当たりに電話を入れたが、やはり見…

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