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ウラから目線

「フェア」を考える=福本容子

 「例えばラグビーで今この敵の頭を蹴っていったならば勝てるというような場合、ちょっと待て、それはきたないことだ、と二律背反の心の葛藤を自分でコントロールできること、これがスポーツの最高の教育的価値ではないか」

 元ラグビー日本代表監督で元早大教授の故大西鉄之祐さんが名著「闘争の倫理」に記している。

 フェアであることとルールを守ることの違いにこだわった指導者だ。他人が作るルールに対し、フェアというのは、自分の人間性によって、遭遇した場面で瞬時に善いことを選べることだと説いた。そしてそれができるように修練させるのがスポーツ教育なのだと。

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