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 5月中旬に訪れた東京都荒川区立尾久西小学校で1年の女子児童(6)に登下校の様子を尋ねてみた。「知らない人についていかない」との答えにホッとしつつ、「帰りは友だちと一緒だけど、自宅近くで別れてからは、60秒くらい1人で歩くよ」との言葉に不安を覚えた。

     今月に新潟市で小学2年の女児(7)が下校中に連れ去られて殺害された事件は、自宅のすぐ近くで起きた。昨年も千葉県松戸市で小学3年の女児(当時9歳)に対する同様の事件が発生している。子どもを狙った連れ去り事件は、全国で年に100件前後も確認されている。

     東京都で学校選択制を導入する自治体では、電車で登下校する児童もいる。広い校区の通学路の全てに「監視の目」を光らせることは難しい。尾久西小の末永寿宣校長(56)は、児童に「子ども110番の家」を訪ねさせたり、安全笛を吹かせたりという訓練を重ね、自分を守るすべを身につけさせようとしている。

     通学路を点検して、独自に防犯マップをつくる小学校もある。保護者が交代で登下校の通学路に立つ取り組みもある。連れ去り事件が起きるたびに、通学路の安全を巡る議論は熱を帯びる。にもかかわらず、いまだに悲劇を防ぐ有効な手立てが見つからないことが、もどかしくてならない。【水戸健一】

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