南北首脳会談

対話ムード韓国与党安堵 13日統一地方選

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 【ソウル堀山明子】26日の南北首脳会談の結果を報告した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の記者会見を受け、青瓦台(大統領府)は27日、国家安全保障会議(NSC)で米朝首脳会談を支援するための対策会議を開いた。「米朝の仲介役」として今後も対話の機運を支える構えだ。ただ、非核化の方法論を巡る米朝間の対立は解消しておらず、仲介はリスクと背中合わせだ。

 米朝首脳会談が予定されている6月12日は、韓国の統一地方選挙と国会議員補選の前日。4月27日の南北首脳会談を成功させ、80%前後の高い支持率を維持する文政権は、この選挙を革新系の政治基盤を一気に固める機会とみている。米朝首脳会談が中止されればシナリオが前提から崩れ、逆に野党から「外交的な失策」だと攻撃材料になりかねない状況だ。

この記事は有料記事です。

残り395文字(全文735文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月