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手で見るいのち

(4)授業のルーツは南極観測隊員にもなった「ペンギン博士」  

南極でペンギンを抱く青柳昌宏先生=長女の内田啓子さん提供

 じっくりと手で骨を触って観察する授業はどうやって生まれたのか。きっかけを作ったのは、一人の生物教師だ。

 「ンガ、ンガ、ンガ、ガガガガガ」「ガアガアガアガガアー」。1972年1月、南極大陸。アデリーペンギンのルッカリー(集団営巣地)で、ひなのために餌を持ち帰った親鳥たちのけたたましい鳴き声が響き渡っていた。南極では夏とはいえ、寒風が吹きすさぶ中、防寒具に身を包んでルッカリーの北側にある岩陰に座り込んでいた男がいた。第13次南極観測隊の青柳昌宏隊員(1934~98年)。彼こそ、「骨の授業」を考案した人物だ。

 当時、東京教育大付属盲学校(現・筑波大付属視覚特別支援学校)の生物教師だった。学校の先生としては初…

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