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手で見るいのち

(5)生物を学ぶ意味とは 受け継ぐ教師3代の物語

じっくり触る授業ができた当時を振り返る鳥山由子先生。後に筑波大教授に転じ、視覚障害教育分野の人材育成を進めた=神奈川県内で2018年3月27日午後7時9分、柳楽未来撮影

 「僕は本気で盲学校の生物の授業を作ってみたいんだ」

 1975年春、東京教育大付属盲学校(現筑波大付属視覚特別支援学校)で生物を担当する青柳昌宏先生(1934~98年)が熱っぽく語りかけた。相手は当時31歳だった鳥山由子先生(74)。愛知県の盲学校で教員をしていたが、この年に生まれ育った東京に戻ることになった。ちょうど出産も重なったので1年間は教員の採用試験を受けず、東京教育大付属盲学校で理科の授業を見学したいと考えていた。

 鳥山先生は東京教育大(現・筑波大)で視覚障害教育を専攻。教科は化学を中心とした理科だ。卒業後、愛知…

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