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縮む日本の先に

最期の選択/2 延命拒否、家族受け入れ 間際まで「ありがとう」

川原収蔵さんの妻フジエさんは生前、差し控えたい延命治療の内容を記した事前指示書を作成した=愛知県春日井市で、兵藤公治撮影(画像の一部を加工しています)

 「救急車、呼ぶな」。愛知県春日井市の川原フジエさん(当時80歳)は2年前、心臓発作で倒れた際、慌てて119番する夫の収蔵さん(82)に大声で叫んだ。呼吸は荒く、痛む胸を押さえながら必死に訴えた。

 市民病院に運ばれ、何とか命を取り留めたが、体はもう悲鳴を上げていた。6年前から人工透析を始め、心臓にはペースメーカーもある。腎不全の影響で骨がもろくなり、腰も骨折。足腰も不自由になり、トイレや風呂に一人で行くのは難しくなった。好きな食べ物も口にできない。

 何よりつらかったのは週3回、4時間かかる透析だった。弱い心臓に負担がかかり、血圧が急に下がる危機を…

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