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ふくおか探索

福岡市天神 サナトリウム 不思議博物館分室 興味そそる喫茶とギャラリー

第二次世界大戦中ドイツ軍モチーフ ナース服の女性お出迎え 外国人観光客の穴場スポットに

 福岡市の繁華街・天神。とあるビルの窓から人体模型が外を眺めている。思わず立ち止まってしまう怪しい外観に興味をそそられ、不思議な空間に足を踏み入れてみた。3階へと階段を上るとクレゾールの臭いが鼻をつき、医院をイメージさせる白いドアに赤字で「サナトリウム 不思議博物館分室 喫茶/ギャラリー」と書かれていた。【佐野格】

     意を決して入店すると、「ここは結核の療養所をイメージしたカフェ兼ギャラリーなんです」。第二次世界大戦時のドイツ軍をモチーフにしたというナース服の女性が笑顔で迎えてくれた。内装は床のタイルなど白を基調とし、手術室で使われる「無影灯」を設置するなど凝った作りだ。

     現代美術造形作家の角(すみ)孝政さん(49)=那珂川町=が「映像作品などで出てくるサナトリウムを自分で再現してみたかった」と2015年6月に開いた。北九州市出身の角さんは那珂川町で、4・2メートルの巨大クマムシなどユニークな自身の立体作品を展示する「不思議博物館」(毎月最終日曜のみ開館)を08年に開館しており、サナトリウムは同館の分室という位置付けだ。サナトリウム内にも角さんの立体作品が展示・販売されている。

     ほぼ月替わりでさまざまな作家の展示をしており、主に漫画などサブカルチャー関連の作品を専門に扱っている。現在はコミックエッセー「古本乙女の日々是口実」を出版したカラサキ・アユミさんの発刊記念イベント(5日まで)としてカラサキさんが手に入れた昭和のお色気本などを展示している。

     ビーカーで提供される「バリウム(バナナジュース)」(700円)や角さんの作品に盛られた「ホムンクルスゼリー」(800円)など不思議なメニューが並ぶ。店員で、役者やモデルなどでも活動するちぇんちぇんさんは、「ホラー好きだったので人体模型につられて常連となり、そのまま働くようになった。色々な展示もあるし、まったりとできるので気軽に来てもらいたい」と話している。客層は男性客よりも女性客の方が多く、台湾など海外の雑誌やサイトでも紹介され、外国人観光客も穴場スポットとしてよく訪れているという。

     角さんは「関西など県外からもサナトリウムを目当てに訪れてくれる人が多い。福岡市内では興味ある人は少ないかもしれないが、福岡でサブカルチャーを好きな人が増えてくれるように発信していきたい」と話している。


    サナトリウム 不思議博物館分室喫茶/ギャラリー

     福岡市中央区天神3の3の23佐伯ビル3階。正午~午後6時半(ラストオーダー午後6時)で1オーダー制。水曜定休。館内禁煙で土足禁止。カフェメニューのほかにアルコール類もある。092・791・5477。

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