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「18歳成人」に思う

少年法、引き下げも必要 少年犯罪被害当事者の会代表・武るり子さん(63)

 既に選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、高校などでは授業で選挙の仕組みを教えたり、模擬投票を行ったりしています。政治や社会に関心を深め、「社会の一員」としての意識を高めることにつながっており、すばらしいと思います。

     成人年齢の引き下げにより18、19歳でも親の同意なく契約行為ができるようになることから、若者の消費者被害拡大を懸念する声があります。でも、選挙権を含めて「権利」も与えられているのです。「あなたたちは大人ですよ」と自覚を促す意味でも、成人年齢を18歳とするのは当然の流れではないでしょうか。大人たちが一方的に「子どもだから判断力がない」と決めつけるのはおかしい。

     現在、少年法の適用年齢(現行20歳未満)を18歳未満に引き下げることなどについて、法制審議会(法相の諮問機関)の部会で検討が進んでいます。21年前の少年事件で高校生の長男を亡くした私も、部会の委員として議論に参加しています。

     長男の事件後、同様の被害者家族たちと「少年犯罪被害当事者の会」を設立し、子どもたちを被害者にも加害者にもしない社会づくりを目指して活動しています。これまで多くの加害少年を見てきましたが、18、19歳の少年は自分が少年法で守られていることを知っています。適用年齢引き下げによって、安易な動機による犯罪や非行を思いとどまらせるといった効果が生まれると考えています。【聞き手・和田武士】=随時掲載


     ■人物略歴

     たけ・るりこ

     1955年生まれ。「少年犯罪被害当事者の会」の代表を務め、被害者家族が心境を訴える集会「WiLL」を毎年開催している。大阪市西淀川区在住。

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