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美食地質学入門

第3講 ホタルイカ 湾の深さが味の深さ

荒木清文さん(右)の話を聞く巽好幸先生(中央)と大引伸昭先生=富山県滑川市の割烹あらきで、松井宏員撮影

 日本海の春の味覚といえばホタルイカ。なぜ富山のホタルイカはうまいのかを探るべく、マグマ学者の巽好幸先生、日本料理の大引伸昭先生とフィールドワークに出掛けた。

 大阪から特急サンダーバードと北陸新幹線、地方鉄道を乗り継いで約4時間。富山県滑川市に着いた。谷筋に雪を残した立山連峰が雄々しい。富山県でホタルイカの漁獲高が一番多いのが滑川だ。まずは基礎知識を得るべく、ほたるいかミュージアムへ。小林昌樹館長(50)に館内を案内してもらった。

 「漁獲高では富山より兵庫県の方が多いんですが、海岸近くにホタルイカが来るのは富山だけ。取れるのは雌…

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