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鳴神月(なるかみづき)

 歌舞伎十八番に「鳴神(なるかみ)」という、なかなか艶(つや)めいたお芝居がある。今の言葉で言うハニートラップ、甘い罠で信仰心厚い男を籠絡(ろうらく)させ、神通力を失わせる、というお話。

 お世継ぎができない天皇が、鳴神上人に祈願したおかげで、見事お世継ぎが生まれたのに、天皇は神社建立の約束を反故(ほご)にしてしまう。上人は腹を立てる。そして神通力で龍神(りゅうじん)を滝壺(たきつぼ)に閉じ込めて、雨を降らせないようにしたのである。

 これに困ったのは民百姓(たみひゃくしょう)で、どうにかして上人の呪術をほどいて龍神を解き放ち、田畑…

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