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もう一度花咲かせよう

気がつけば「オバサン服」?=残間里江子

 先日、京都を訪れたら、あちこちで外国人旅行者と日本人のシニア女性が行き交うにぎやかな光景が展開されていた。

     そこでふと気がついたのだが、いつの間にか我らが世代の女性たちの旅行着が地味なスタイルになっているのだ。

     かつてカタカナの「オバサン」が広まった時、40代の私たちは言い交わしたものだ。「年を取ってもオバサンくさくならないようにわび・さび系の服は着ないようにしようね。旅は非日常なのだから実用的な服は避けて、日ごろ着られないような洋服を持っていこうよ」と。

     今は亡き作詞家の安井かずみさんに言われた言葉も忘れられない。「しわになりにくいからと旅行着をポリエステルの洋服ばかりにしたり、楽だからとゴムのスカートや全行程をスニーカーで通したりしては駄目よ。年を取ると、はしょりたくもなるけれど旅で気分を変えて、新しい自分を探すためには、あえてシルクの洋服やヒールの高い靴を持っていかなきゃね」

     以来、私は旅先でもできるだけドレスダウンはしないように努めてきたのだが、最近は楽な方向に傾き始めている。「私たちは昔のオバサンとは違うよね」と確認し合っていた女友達も「なりたくなかったシニア像」にどんどん近づいている。

     外国人観光客のシニア女性は、良質な外出着を着て首にも耳にも指にも派手なアクセサリーをしている人が多い。中にはカジュアルなスタイルの人もいるが、それでも地味な実用服の私たちとは違って、カラフルで見るからに楽しそうだ。

     一人一人をじっくり見ると、それなりに気を使ってもいるのだが、4人以上になると一気にくすんだオバサン軍団に見える私たち。今ならまだ間に合う気がするので、何とかカッコいいレディーを目指したい。(プロデューサー)

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