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ふくおか探索

糸島市の観光名所、自然散策道を整備 白糸の滝まで歩いてどうぞ 川のせせらぎ、ウグイスの鳴き声…心地よく

「新たな魅力見つけて」

 糸島市の観光名所「白糸の滝」に今シーズン、ふもとの集落から滝まで約1・3キロを歩く「自然散策道」が整備された。車で滝に向かう観光客が増え、夏休みなどに林道の渋滞が深刻化する中、地域住民らは「歩いて滝へどうぞ」と、新たな観光スタイルとして提案している。9日の滝開きを前に出かけてみた。【青木絵美】

     糸島市街から佐賀県に抜ける県道を上がると、市のコミュニティーバスが止まる「白糸バス停」があり、自然散策道利用者向けに新設された駐車場の看板が見えた。近くの熊野神社の脇にも駐車でき、計40台ほど収容できる。看板には自然散策道の地図もあり、白糸行政区の区長、吉村正則さん(63)は「滝まで歩いて30分ほど。鳥も鳴きよりますよ」。

     白糸の滝は、佐賀県境の羽金山(900メートル)の中腹にある幅約12メートル、落差約24メートルの県指定名勝。散策道はかつてふもとの住民が使っていた古道で、滝のそばで商売をしていた住民は、そうめんを背負って上がったという。

     その後、滝まで車で上がれる市道や林道ができ、アクセスは向上。夏に涼を求めて、白糸の滝にも各地から観光客がより多く訪れるようになった。一方で、約10年前から夏の週末などには集落付近まで渋滞が発生するようになり、滝周辺にある約200台分の駐車場も足りないほどだ。

     そこで地元は古道に着目。観光資源として生かすことにした。九州大の研究者の助言やエフコープ生協の協力などを受け、散策道内に案内看板を立て、川付川沿いの竹を伐採。危険な箇所にはロープを張り、3月に完成させた。

     集落内の舗装道を抜けて散策道へ。川を左手に見ながらなだらかな坂道を上がると、川のせせらぎやウグイスの鳴き声が心地よく、日差しも柔らかく感じられた。ただ、すれ違った飯塚市の専門学校生、野見山大輝さん(19)は「けっこうきつい」と息が上がった様子。途中には苔(こけ)むした場所や、きつい傾斜もあるので、サンダルは避け、しっかり歩ける靴を履いた方が良いだろう。

     岩場を渡って川に降りることもできる。水に触れるとひんやりして気持ちいい。吉村さんによると「滝付近から流れてきたヤマメが見えることもある」。

     滝に着くと、白糸行政区が運営する「四季の茶屋」に立ち寄り、名物のそうめん流し(1人前500円)を注文。景色の良さに、歩き切った爽快感も加わり、一層おいしく感じられた。

     「滝を訪れるお客さんは毎年増えているので、散策で楽しみが広がれば」と吉村さん。今年は少し手前で車を降りて、白糸エリアの新たな魅力を見つけてはどうだろう。

    あす滝開き

     9日午前10時半~正午、白糸の滝ふれあいの里(糸島市白糸460の6)。シーズンの安全を願う神事、ヤマメ放流、餅まきなどがある。

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