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炎のなかへ

/175 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

その夜(10)

 時田家の七人は混雑する路地を西に向かった。いつもならほんの二分もあれば抜けられる距離だが、荷物を抱えた人や大八車で混みあってじりじりとしかすすめなかった。千寿子は顔色を変えて直邦の手をつかんでいる。こんなところではぐれたら、生き別れになってしまう。分厚い防空頭巾をかぶったよっさんがいった。

「今、B公のやつが襲ってきたら、逃げ場なんぞありはしやせんね」

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