メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

炎のなかへ

/175 アンディ・タケシの東京大空襲 石田衣良 望月ミネタロウ・画

その夜(10)

 時田家の七人は混雑する路地を西に向かった。いつもならほんの二分もあれば抜けられる距離だが、荷物を抱えた人や大八車で混みあってじりじりとしかすすめなかった。千寿子は顔色を変えて直邦の手をつかんでいる。こんなところではぐれたら、生き別れになってしまう。分厚い防空頭巾をかぶったよっさんがいった。

「今、B公のやつが襲ってきたら、逃げ場なんぞありはしやせんね」

この記事は有料記事です。

残り740文字(全文924文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ORICON NEWS 『銀魂』9月15日発売の『週刊少年ジャンプ』で完結 作者の初連載作品15年の歴史に幕
  2. アジア大会 バスケ4選手が買春か JOC処分、帰国の途
  3. アジア大会 バスケ不祥事、4選手帰国 認定取り消し処分
  4. 夏の高校野球 大阪桐蔭、済美降し4年ぶり決勝進出
  5. 辺野古移設 政府が遅延損害金請求検討 1日2000万円

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです