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広島原爆

原爆が奪った暮らし 広島の86歳、44年の街描く

地図の下書きを示しながら、当時住んでいた中島新町について語る尾崎稔さん=広島市南区で、寺岡俊撮影

 広島に原爆が投下される直前の爆心地近くの街並みを、元住民で被爆者の尾崎稔さん(86)=広島市南区=が鮮やかな絵とともに地図で再現し、同市の原爆資料館に寄贈した。描いたのは爆心地から1キロ圏内にあった旧中島新町(現在の広島市中区中島町)の周辺。街は壊滅して残された写真などは少なく、貴重な資料だ。尾崎さんは「楽しい思い出が詰まった町が一瞬で消えた。記憶が鮮明なうちに描き残しておきたかった」と語る。

 尾崎さんが生まれ育った旧中島新町は、元安川と旧太田川に挟まれ、現在の平和記念公園の南にあった。付近…

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